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【2023年】リノベーションのトレンド|人気の理由や事例の紹介

最近、「リノベーション」という言葉を目にする機会が増えたと感じている方もいるのではないでしょうか。

古いものを現状回復させるリフォームとは違い、リノベーションは自分たちのライフスタイルに合わせて、間取りもデザインも大きく変えられるのが魅力です。

自分らしい住まいにできることや、サステナブルな観点からも近年注目を集めています。

今回は、リノベーションが注目され人気となっている理由や、今のリノベーションスタイルのトレンド、アイデア満載で素敵なリノベーション事例をご紹介します。

最新のトレンドを押さえ、参考にしながら満足度の高いリノベーションを実現しましょう。

目次

リノベーションが人気を集める理由

今なぜリノベーションが人気を集めているのでしょうか。その理由を3つご紹介します。

1-1.価値観の多様化

住まいに対する価値観が多様化していることで、リノベーションを選択肢に入れる人が増えてきていると考えられます。

近年は「形」「素材」「仕様」「設備」など世間一般的に良いと評価されている画一的なものより、自分が良いと思えるかどうかを重視して選択する流れがあります。

決まった間取りやデザインの家に自分たちの家を合わせるのではなく、家を自分たちのライフスタイルに合わせるという自由な発想が広がっていることもポイントでしょう。

人口増加とともに進んだ新築の住宅供給も落ち着き、既存の住宅を活用するといった国の施策も後押ししていることから、中古物件が選択肢として一般的になってきていることも大きいです。

1-2.家づくりのハードルの低下

家づくりに対するハードルが低下したことも、リノベーション人気のひとつといえます。

はじめて家づくりをする方にとっては、リノベーションは経験のないことばかりで新築よりも不安になることが多いものです。しかし、以前とは違いインターネットや雑誌などでリノベーションに関する情報が手に入りやすくなりました。

リノベーションを専門とする会社も増えていることも要因に挙げられます。

一般社団法人リノベーション協議会の「住宅リフォーム事業者リスト」によると、リフォーム・リノベーションを行う会社は全国で468社あり、新築物件を扱う会社が建築会社以外にも依頼できるなどリフォーム市場も多様化し、複数の選択肢から検討できます。

出典:一般社団法人リノベーション協議会「住宅リフォーム事業者リスト」

物件探しからリノベーション工事までワンストップで行う提案型の会社も登場しているのも、家づくりがはじめての方には心強いですね。

一定の条件を満たすことで、補助金や減税制度など国からの支援を受けられることも、ハードル低下を後押ししています。省エネリフォームや住宅ストック循環支援事業など既存住宅の活用を後押ししてくれる制度を利用し、家づくりの資金負担を減らせます。

1-3.サステナビリティへの関心の高まり

サステナビリティへの関心が高まっていることは、住宅業界にも大きく影響を及ぼしています。

環境配慮の思想が根付いているヨーロッパでは、建物を修繕しながら長く使い続ける文化があります。素材にはできるだけ持続可能なもの、廃棄のときに環境にやさしいものが好まれてきました。

一方、日本では高度経済成長の時代を期に、短期間で大量に建築できる既成品の建材を使った住宅が多く建築され、建てては壊す「スクラップ&ビルド」と表現される時期が続きました。

新築至上主義の考え方が住宅市場の多くを占め、その結果、工事から発生する産業廃棄物が増加する要因にもなったのです。

その後、健康や環境配慮がクローズアップされるようになり、自然素材を用いた住まいが次第に増えていきました。

近年は、世界的にもサステナビリティに対する取り組みが広がり、ヨーロッパのように住み継ぐという考え方が高まりつつあるため、リノベーションの需要を後押ししていると言えるでしょう。

【2023年】リノベーションのトレンド

ここからは、近年のリノベーションのトレンドについてご紹介します。

2LDKや3LDK、4LDKなど画一的な間取りの常識が取り払われ、自由なアイデアやデザインを取り入れる傾向がトレンドに現れています。

コロナ禍によって、おうち時間が増え家族との関わり方が変化していることや、個室としての在り方よりもパブリックスペースを重視する家庭が増えています。

2-1.広いリビング

近年、開放的で広々したリビング空間を取り入れるケースが多くなっています。個室などプライベートな空間は最低限にして、家族が過ごすパブリックスペースを広く確保するスタイルがトレンドです。

新型コロナウイルス感染症の流行により、家で過ごす時間が増えた方は多いでしょう。そのため、家での過ごし方が以前よりも重要視されるようになりました。

限られたスペースの個室で長時間過ごすより、家族それぞれが自由に過ごせる広々としたスペースや多目的に使えるリビングが支持されています。

2-2.書斎・ワークスペース

今や在宅勤務は珍しいものではなくなりつつあります。短期間のうちに急速に普及が進み、自宅に書斎やワークスペースを設ける傾向は顕著といえます。

きっかけは新型コロナウイルスの影響であったかもしれませんが、落ち着いたあとも在宅勤務の普及は続いていくでしょう。
機能的なワークスペースを設ける上で、押さえておきたいポイントは次の通りです。

    • 集中して作業できる環境
    • 音が漏れない
    • 生活音が入ってこない
    • 空調・換気を考慮する
    • 適度な自然光を確保する
    • 自分に合う作業スペースを確保する

それぞれのポイントについて、詳しく説明していきます。

2-2-1.音が漏れない、入ってこない、集中して作業できる環境

オンラインミーティングを行うときに気になるのが「音」の問題です。自分の話し声が漏れないこと、子どもの声やTVの音など生活音が入らないことなどは、リノベーション事例でも要望が多い傾向です。リビングから離れた場所に設置するなどの工夫が必要でしょう。

2-2-2. 空調・換気を考慮する

空調や換気も、快適な暮らしをする上で大切なポイントです。作り方によっては、音を遮断するかわりにワークスペースへの空調・換気が閉じられてしまうケースがあるためです。囲われたスペースであっても、どこか一部に開口部や室内窓を設けることで、空気が循環してくれます。

2-2-3. 適度な自然光を確保する

音の環境に配慮するためには空間の遮断性が重要ですが、スペースによっては圧迫感を感じてしまうこともあります。そのため、広がりが感じられる室内側を向いて作業ができるワークスペースの方が、気持ちの良い時間を過ごせるでしょう。

2-2-4.自分に合う作業スペースを確保する

ワークスペースとしてどのくらいの広さが適当なのか迷う方もいるかもしれませんが、作業する内容によっても異なります。PCのみで作業できる方もいれば、書類を広げないと進まない方もいます。それぞれに必要なスペースが確保できるように計画しましょう。

2-3.機能的なクローゼット

一般的な間取りに取り入れられているクローゼットでは、収納量も収納の仕方も満足できていない方は多いのではないでしょうか。

リノベーションでは、たとえコンパクトでも機能性に富んだオリジナリティ溢れるクローゼットが人気です。

物件探しからリノベーションまでをワンストップで引き受けるゼロリノベでも、お客さまの要望として広々とした一体型のリビングダイニングの要望は非常に多いです。

通路を兼ねるウォークスルータイプや作業部屋を兼ねるウォークインタイプなど、自分たちのライフスタイルに合わせたアイデアを取り入れるのが、リノベーションの醍醐味でもありますね。

リノベーションのトレンド事例4選

上記でご紹介したリノベーションのトレンドを取り入れ、素敵な住空間を手に入れた事例をご紹介します。リノベーションを検討している方はぜひ参考にしてください。

3-1.部屋を3つ繋げた広々リビング

▼間取り図 Before・After

バルコニーに面した3部屋をつないで、奥行きの広い大空間のリビングにリノベーションしました。

ワイドに広がる窓から自然光がたっぷりと入り、明るさも確保された開放的なリビング空間。ハンモックを設置しても十分なゆとりがあります。

対面式のキッチンからは、ダイニング、リビングまで見通せるため家族の様子もわかりやすく機能的ですね。

>>この事例を詳しく見るならこちら

3-2. LDKは開放感あふれる大空間

▼間取り図 Before・After

個室や水回りはコンパクトにまとめて集約。かわりに生まれた大空間にLDKを配置しました。

家具の繊細なフォルムを引き立たせるため、シンプルさを極めた空間。LDKの一角にはオープンなワークスペースも備えられて、機能性も確保されています。

自然光もたっぷりと入り、部屋の隅々まで心地よい風が通り抜ける清々しいLDK空間です。

>>この事例を詳しく見るならこちら

3-3.室内窓を備えた快適なワークスペース

▼間取り図 Before・After

リビングから離れた場所にあるワークスペースは、扉を設けてブリテッシュなテイストを取り入れた日常とのオン・オフが切り替えられる空間に。

開閉できる仕様の室内窓があることで、空調や換気も思いのままです。生活空間となる室内側とは透明な素材を採用し、明るさと広がりが感じられる快適なワークスペースになっています。

ヒンジ付きの扉でウォークスルークローゼットをさりげなく区画してるのが、ユニークなアイデアです。

>>この事例を詳しく見るならこちら

3-4. 圧迫感が一切ないリビング併設の書斎

▼間取り図 Before・After

ガラス戸を閉めると個室にもなる書斎は、バルコニーからの自然光を寝室にも運ぶ機能性を持ち合わせます。

普段はリビングにオープンな空間で広々と、必要な時はガラス戸を閉めて音を漏れにくくするなど自由なスタイルで使うことができます。家具を置いて雰囲気よく作業できる素敵なワークスペースです。

玄関近くに配置したクローゼットは、シューズクロークも兼用したテーラー仕様。外出時の身支度などがしやすく機能的です。

>>この事例を詳しく見るならこちら

まとめ

今回は、リノベーションのトレンドとして、

    • 【2023年】リノベーションのトレンド
    • リノベーションのトレンド事例4選

などを中心にお伝えしました。

トレンドの特徴として、広いリビング、書斎やワークスペース、機能的なクローゼットが挙げられました。広いリビングを実現するために、室内窓やガラス建具などを活用してワークスペースと視界がつながる空間など工夫がありましたね。

また、クローゼットは家族の荷物を一括収納して省スペースと機能性を両立させたスタイルも注目です。

ライフスタイルに合う大胆な間取り変更を可能にするリノベーションは、暮らしの質を高めてくれるのが魅力です。リノベーショントレンドを参考に、過ごしやすく心地よい住空間を手に入れてください。

ゼロリノベでは、受賞実績多数の設計・施工チームが丁寧にヒアリングを行い、理想の住まいを一緒につくり上げていきます。また、コースは物件探しからリノベーション施工までワンストップで行えるものやリノベーションのみのコースなど状況に合わせて選べる複数のプランをご用意しています。

わかりやすい料金プランで、アイデアいっぱいの暮らしやすい住空間をご提案しています。理想とする家づくりが叶うゼロリノベをぜひご検討ください。

この記事の執筆
  • 大月知香

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

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