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【徹底解説】3LDKリノベーションの費用相場とは?事例や費用を抑えるポイントを紹介3LD

3ldkリノベーションの特徴

「中古物件を購入して3LDKにリノベーションしたい」
「今住んでいる家を3LDKにリノベーションしようと検討している」

3LDKという間取りにリノベーションするのに向いているのは、居住人数が4〜5名で、個室を設けておしゃれに暮らしたい方です。

また、今住んでいる4LDKや2LDKの家を3LDKにする場合は、部分リフォームがおすすめです。家全体を工事範囲とするリノベーションよりも、費用が大幅に安く抑えられます。

本記事では、3LDKリノベーションの特徴やメリット、安く抑えるポイントを詳しくお伝えします。

本記事を読めば、3LDKのリノベーションのデザインイメージや、自分にとって3LDKへのリノベーションが合っているかどうかわかるでしょう。

ぜひ、この記事を住まいづくりの参考にお役立てください。

目次

3LDKリノベーションの費用相場

表層リノベーション費用(税込) スケルトンリノベーション費用(税込)
物件の広さ おしゃれなリフォームのイメージ(床下配管交換や大幅間取り変更はしない) 一般的なリノベーション(マンションならコンクリの箱の状態まで解体)
60m2 322~493万円 864~1,290万円
70m2 430~485万円 717~1,186万円
80m2 241~373万円 697~1,567万円

一般社団法人リノベーション協議会からピックアップした事例の費用相場

*各金額は平米毎の「費用上位3事例の平均〜費用下位3事例の平均」

実は、リノベーションの費用は間取りの変更内容で決まるのではなく、専有面積(㎡)と工事規模(表層かスケルトンか)、採用する素材や設備によって決まります

そのため、リノベーションを検討している物件の広さ(㎡)を確認しておきましょう。

また今回は、一般社団法人リノベーション協議会に登録しているリノベーション会社の施工事例の中でも、3LDKにしたリノベーションの費用から相場を面積ごとに算出した結果をお伝えします。

結果としては、80㎡の物件でも241万円で施工可能であり、こだわれば1,567万円の費用がかかることがわかりました。(登録された事例の中には、業者が購入し自社内でリノベーションをして販売する再販物件もあるため、広さに関わらず費用が安い物件も含まれます。)

大幅に費用が異なる表層リノベーションとスケルトンリノベーションの違いは、後ほど記載しているため、ぜひこのままお読みください。

3LDKリノベーションの間取りとデザイン

3LDKリノベーションの間取りとデザイ

次は、限られた広さの中で3LDKを実現するのに役立つ個室のアイデアと、リノベーションをした場合のデザインイメージをご紹介します。

  • 平米数が狭くてもできる個室アイデア
  • リノベーションのデザインバリエーション

それでは、詳しく見ていきましょう。

2-1.平米数が狭くてもできる個室アイデア

3LDKを確保しようとすると物件の広さが必要で、予算オーバーになることを心配していませんか?

リノベーションのメリットは、好きなように空間をつくれることです。ここでは限られた広さの中で工夫して個室を作った事例をご紹介します。

2-1-1. 寝るだけと割り切る寝室

寝室を寝るだけと割り切ると、他のスペースを広く確保することが可能です。写真の事例は、まさに寝るためだけのスペースです。

また、布団の下は一段床が上がっており、収納スペースになっています。季節の家電や冬用の布団、キャリーバッグなどを収納しています。

2-1-2. ゆるく仕切る趣味部屋

壁で囲むと圧迫感がある限られたスペースでも、画像のようにゆるい仕切りなら視界が抜けて圧迫を感じにくくちょうどいい篭り感を得られます。床を土間にすればかなり本格的なワークスペースとして使えるでしょう。

2-1-3. ロフトで延べ床面積を拡張

ロフトを作ることで延べ床面積を増やせます。写真の例は、下がウォークインクローゼットで上は将来寝室として使う予定です。

他にも、下がウォークインで上が納戸というように収納をきちんと確保できれば、その他の個室の確保もしやすくなるでしょう。

2-2.リノベーションのデザインバリエーション

リノベーションは3LDKや1LDKなどの間取りとは関係なく、さまざまなデザインテイストにできます。カフェ風や隠れ家のような空間など、自分たちの好きなテイストにできるのは、リノベーションの大きなメリットの1つです。

より多くの事例が見たい方はリノベーション事例一覧からご確認ください。

表層リノベーションとスケルトンリノベーションの違いとは?

表層リノベーションとスケルトンリノベーションの違いとは?

一般的にリノベーション費用は、面積と設備に比例して金額が上昇します。それに加えて、工事範囲によっても大きく変わります。

工事範囲の種別は2つ存在します。

  • 表層リノベーション
  • スケルトンリノベーション

費用を抑えるならば、表層リノベーションがおすすめです。しかし、物件が古い場合は、排水管からの漏水リスクもあるため、床下まで全て新品になるスケルトンリノベーションも検討しましょう。

3-1. 表層リノベーション|壁・床など見た目のリフォームのみ

表層リノベーションは、水回りの移動や床下配管などはいじらず、表面的にリノベーションをするため、おしゃれなリフォームというニュアンスで使われることの多い言葉です。

費用としては、床下や大幅な間取り変更も少ないため、スケルトンリノベーションよりも費用が安く抑えられます。

3-2.スケルトンリノベーション|解体してゼロから自分仕様につくりあげる

スケルトンリノベーションは例えばマンションの場合に、コンクリートの箱の状態にまで内装を解体、撤去し、全てを新品に入れ替え、間取りも自由に変更するリノベーションです。

スケルトンリノベーションやフルリノベーション、あるいはただのリノベーションといいます。床下まで新品になり水回りや間取りの大幅変更も可能なので、費用は表層リノベーションよりも高くなります。

物件の築年数が20年前後以上であり、一度も排水管関係を取り替えていない場合は、漏水リスクが高まっているため、水回り設備の交換や間取りを変更するリノベーション時に同時に交換しましょう。

その他、スケルトンリノベーションに関する費用や配管に関する詳しい内容が知りたい方は、下記記事を合わせてチェックしてください。

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スケルトンリノベーションを実施する場合は、専門家に家づくりの本質を習うことが重要です。事前に知識を蓄えておくことで、失敗するリスクを軽減できます。少しでも気になる方は、下記リンクから無料のオンラインセミナーに参加してみましょう。

3LDKリノベーションは誰に向いている?

3LDKリノベーションは誰に向いている?

3LDKリノベーションは、空間の目的を分けてオシャレに暮らしたい4〜5名暮らしの場合におすすめです。

また、メリットデメリットの詳細は6章で解説します。

3LDKのリフォームをする場合の費用やポイント

3LDKのリフォームをする場合の費用やポイント

リフォームは、部屋数を変更したい場合や、費用をなるべく抑えたい方に向いています。理由は、リノベーションは間取りをゼロから考えたり、水回りも含めて新品にしていくのに対し、リフォームは関係ない場所はいじらず、部屋の追加や解体補修のみを行うからです。

工事範囲や規模が小さいため費用が抑えられ、工事期間も短い傾向にあります。

費用について

3LDKから2LDK、あるいは2LDKから3LDKなど部屋数の変更リフォームの費用は,
40万〜200万円程度まで振れ幅があります。しかし、リノベーションよりは費用は抑えられます。

壁とドアを追加するのみの場合は費用が安く、照明やスイッチ、コンセントなどの電気工事や、他の部屋も一部工事対象になるなど工事範囲や内容が加えられるごとに費用が高くなります。

もちろん、使用する壁紙やフローリングなどの材料によっても変わってきます。

注意点

注意点は2つあります。デザイン性への期待と間取りのアイデアの期待は、あまりできない点です。

リフォームの場合はいずれも、顧客対応をするのが営業マンであり、建築士など専門的な知識を持った人が対応することはあまりないからです。そのため、相談するスタンスより「何をどうしたい」のか要望をはっきり伝える方がスムーズに進みます。

間取りの変更や水回り設備の変更、住まい全体の暮らしやすさを求めるのであればリノベーションが向いています。通常は設計担当がつき、ヒアリングやプラン提案を通して住まい全体を設計しなおしてくれるからです。

3LDKリノベーションのメリット・デメリット

3LDKリノベーションのメリット・デメリット

3LDKにリノベーションするメリットとデメリットは下記の通りです。

メリット
個室を確保しつつリビングダイニングも広く確保できる点
個室の広さを自分たちで自由にできる点

デメリット
大きな個室は引きこもりがちになる可能性がある

それぞれ詳しく見ていきましょう。

6-1.3LDKリノベーションのメリット

3LDKリノベーションのメリットは、大きく分けて2つあります。

個室を確保しつつリビングダイニングも広く確保できること
個室の広さを自分たちで自由にできる点
それぞれ下記で詳しく解説します。

個室の位置や間取りを決められる

3ldkリノベーションのメリット

3LDKのメリットは、4人家族なら個室をそれぞれ確保しつつリビングダイニングも広く確保できることです。

2LDKでは個室が足りず、4LDKではリビングダイニングが狭くなってしまうため、4人家族にとってバランスのよい間取りです。加えて、リノベーションのメリットをご紹介します。

個室の広さを自分たちで指定できる

3ldkリノベーションのメリット2

3LDKという間取りにリノベーションするメリットは、個室のサイズを最低限のものにするなど自分たちで広さを指定できる点です。このメリットは、下記のような時に有効です。

  • 持っている家の広さが3LDKにするには少し狭い場合
  • 余裕を持った3LDKを購入しようとすると購入予算がオーバーする場合

上記の場合に、個室のサイズを最小限に割り切れば、限られた空間の中で個室を用意できます。例えば、上の画像の真ん中の例だと、個室は全て寝るためのスペースと割り切ることで、リビング・ダイニングのスペースを一般的な間取りよりも広く確保できています。

ベッドの下を机にすれば、十分個室の機能を果たせるでしょう。

また、後から個室を加えて3LDKにするリノベーションの方法もあります。メリットとしては、リビングダイニングが広く使える点と、子供部屋として用意したのに収納部屋として使われてしまうことの防止などがあります。

工事費用も壁とドアを新しく追加するのは30万円程度を想定しておけば工事は可能です。ただし、最初のリノベーション時に設計担当に個室を追加する可能性を伝えておきましょう。照明やスイッチは先に用意しておかないと、後々の費用がかかってしまいます。

6-2.3LDKリノベーションのデメリット

3LDKの間取りのみのデメリットではありませんが、子供部屋を快適に過ごせるように作ったことによってひきこもる可能性もあります。

小さい子の場合は集中力がまだないため、リビングダイニングで宿題をさせたほうがよいとする主張もあります。大学からは一人暮らしをする可能性も出てくるため、快適と思うほどの広さの個室は必要ないかもしれません。

3LDKリノベーションの費用を抑えるための9つのポイント

 3LDKリノベーションの費用を抑えるための9つのポイント

本章では、3LDKリノベーションの費用を抑えるためのポイントを9個紹介します。

  • 一度にまとめて工事をする
  • 既存の間取りを活かす
  • リノベーションする範囲を決める
  • 相見積もりを取る
  • 住宅ローン減税制度を活用する
  • 依頼する会社の費用体系を確認する
  • オプションは最低限にする
  • 設備や素材にこだわりすぎない
  • ワンストップリノベーション活用する

リノベーションには費用が大幅に必要と考えられていますが、安く抑えるポイントが多数存在します。浮いたお金は、素敵な置物やお気に入りの家具に使えば、さらに毎日を豊かにできるでしょう。

7-1.一度にまとめて工事をする

一度にまとめて工事すれば、リノベーションにかかる費用を削減できます。リノベーション費用には、工事費として職人の方の交通費やその他諸費用がかかるためです。

また、業者によっては一度にまとめてリノベーションを実施することで値引きに対応してくれることも考えられます。

一度にまとめてリノベーションするためには、事前に理想の住まいを隅々まで考えておく必要があります。

7-2.既存の間取りを活かす

リノベーションでは、既存の間取りを活かしながら理想の住まいを探求しましょう。既存の間取りを活かすことで、解体作業や基礎工事にかかる費用が削減できます。

実際に、既存の間取りを活かしたリノベーションは多く実施されており、窓やドアの位置を変更するだけで一気に部屋の雰囲気を変えられます。

そのため、業者の方と相談しながら、できるだけ既存の間取りを変えない方向で進めましょう。

7-3.リノベーションする範囲を決める

リノベーション費用を安く抑えるコツとして、リノベーション範囲を決めておくことが挙げられます。当たり前ですが、リノベーション範囲を少なくすれば施工にかかる費用が安くなります。

具体的には、壁紙を全面張り替えるのではなくリビングのみにしたり、浴槽だけリノベーションしたりするなどです。

自分が絶対にリノベーションしたい箇所を事前に決めておくことで、費用と相談しながら理想の住まいを実現できるでしょう。

7-4.相見積もりを取る

リノベーション費用を安く抑えるためには、必ず複数の業者から見積りを取得しましょう。1社の見積りでリノベーションを進めてしまうと、適正価格で実施されているのか判断できないためです。

しかし、安さだけで業者を選んでしまうと後悔する可能性があります。見積りと同時に評判も確認すれば、多少高くても信頼感を理由に業者を選べるでしょう。

見積りを取得するのは手間もかかるため、2〜3社程度にしておくのがおすすめです。

7-5.住宅ローン減税制度を活用する

リノベーション費用を安く抑えるコツとして、住宅ローン減税制度を適切に活用することが挙げられます。住宅ローン減税制度は、新築物件購入時だけでなく、リノベーションでも条件を満たせば活用可能です。

詳しい条件や申請方法は、各市町村の窓口で説明してもらえるため、興味のある方は問い合わせてみましょう。

7-6.依頼する会社の費用体系を確認する

費用体系とは、料金に関する細かい枠組みを指しています。具体的には、各種施工の最低料金や一単位の料金です。

事前に依頼する会社の費用体系を把握しておかなければ、想像よりも費用がかかってしまうことになりかねません。そのため、業者を選ぶ判断材料として覚えておきましょう。

会社の費用体系が分からない場合は、担当者に直接質問するのがおすすめです。明確な回答がない場合は、他の会社を選ぶ方がよいでしょう。

7-7.オプションは最低限にする

リノベーションの費用を安く抑えるコツとして、オプションを最低限にすることが挙げられます。便利なオプションは、実際に住み始めると結局使用しないことが考えられるためです。

設備のオプション機能を提案された場合は、生活で必要か時間をかけて考えましょう。どうしても必要になると判断したオプションのみ、選ぶことをおすすめします。

7-8.設備や素材にこだわりすぎない

設備や素材にこだわりすぎないことは、リノベーションでコストを削減するために重要な考え方です。

大手メーカーが販売しているおしゃれな設備や素材は、コストがかかる傾向があります。費用対効果の高いメーカーの設備を利用したり、グレードを下げることで大幅に費用を削減できるでしょう。

どうしてもこだわりたい箇所がある場合は、設備や素材を惜しみなく使用しても良いかもしれません。こだわりたい場所以外はコストパフォーマンスを重視して、メリハリをつけるのが大切です。

7-9.ワンストップリノベーションを活用する

ワンストップリノベーションとは、物件探しから施工まで一括で実施するサービスです。各項目でさまざまな業者と連携を取る必要がないため、手間とコストを削減できます。

ワンストップリノベーションは、これから中古マンションを購入してリノベーションの実施を考えている方におすすめです。

しかし、担当者と相性が合わない場合に変更しづらいことや物件の選択肢が狭くなるデメリットも把握しておきましょう。

ワンストップリノベーションについてさらに詳しく知りたい場合は、下記記事も合わせてチェックしてください。

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【5STEP】 リノベーション工事の流れ

【5STEP】 リノベーション工事の流れ

本章では、リノベーション工事の流れを5つに分けて解説します。

  • 解体工事
  • 配線工事と下地づくり
  • 塗装工事
  • 内装工事
  • 仕上げ

リノベーション工事は業者が対応します。しかし、自分で流れを把握しておくと工事内容が明確になり、期間内に終わりそうか判断できるため、トラブル防止につながるでしょう。

8-1.解体工事

大規模なリノベーションを実施する場合は、解体工事から始まります。既存の間仕切壁や天井を解体しなければ、設計通りにリノベーションを行えないためです。

また、解体によって劣化している基礎部分が発見できた場合は、修繕しながらリノベーションを実施します。

解体工事にかかる期間は、約1週間です。しかし、解体の規模によって大幅に変動するため一概にはいえません。

8-2.配線工事と下地づくり

解体工事が完了した場合は、配線工事と家の下地づくりが開始されます。配線工事とは、電気配線や電話線など、屋内にあるさまざまなコードをリノベーション後でも不自由なく使用可能な状態にする工事です。

また、下地づくりは石膏ボードを使用して住宅の壁や天井の下地を作成します。リノベーションで間取りを変更する場合は、間仕切り壁が新たに作られるので必須の工事です。

配線工事や下地づくりにかかる期間は、約1ヶ月です。間仕切壁の数や配線の複雑さによって、期間は大幅に変わります。

8-3.塗装工事

壁や床の基礎工事が終了した後は、塗装工事に移ります。下地づくりで使用した石膏ボードに直接塗装することで、部屋の雰囲気を一気に変えられます。

塗装ではなく壁にクロスを貼る場合は、塗装工事の必要がありません。最近では、塗装ならではの質感や修繕のしやすさから、壁の塗装を選択する人が多くなっている印象です。

塗装工事のタイミングで、オーダーメイド家具の制作を実施します。塗装工事が完了することによって、リノベーション後のイメージが湧きやすくなるでしょう。

8-4.内装工事

次に、内装工事への着手です。内装工事までの段階で、床や壁、天井はほとんど完成しているため、設備の導入をスムーズに行えます。

設備の導入では、ユニットバスやトイレなどを設置していきます。設備の導入には、あまり時間がかかりません。トイレや洗面台であれば、1〜3日程度で施工が完了します。

内装工事が開始された場合は、リノベーション後の家に住むまで残りわずかです。心を躍らせながら、完成を待ちましょう。

8-5.仕上げ

最後に、内装仕上げ工事を実施します。内装仕上げ工事の具体的な内容は、主に以下の通りです。

  • インテリア工事
  • 防音工事
  • たたみ・ふすま工事

インテリア工事では、照明器具やカーテンの設置を顧客の希望通りに行います。防音工事は、遮音材や吸音材を活用して屋外へ音が漏れないようにする工事です。

内装仕上げ工事では、顧客から希望された細かい施工を実施する期間と覚えておきましょう。

まとめ

3ldkリノベーションの特徴

本記事では、3LDKにリノベーションする場合の費用相場や安く抑えるコツ、アイデアなどを詳しく解説しました。

3LDKリノベーションは、個室をそれぞれ持つことができるため4〜5人で暮らしたい方に向いています。個室を確保できつつもリビングダイニングも広めに確保できるのが特徴で、リノベーションならば、自分の好きなサイズに個室をつくれます。

表層リノベーション費用(税込) スケルトンリノベーション費用(税込)
物件の広さ おしゃれなリフォームのイメージ(床下配管交換や大幅間取り変更はしない) 一般的なリノベーション(マンションならコンクリの箱の状態まで解体)
60m2 322~493万円 864~1,290万円
70m2 430~485万円 717~1,186万円
80m2 241~373万円 697~1,567万円

費用は、表層リノベーションの方が安く収まりますが、物件で一度も床下の配管を交換していない場合は、漏水リスクが高まっているため、スケルトンリノベーションがおすすめです。
詳しくは、中古マンションの配管寿命について説明しているこちらの記事をご確認ください。

自分にあった間取りのリノベーションで理想の住まいを手に入れましょう。

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スケルトンリノベーションを実施する場合は、専門家に家づくりの本質を習うことが重要です。

事前に知識を蓄えておくことで、失敗するリスクを軽減できます。少しでも気になる方は、下記リンクから無料のオンラインセミナーに参加してみましょう。

この記事の執筆
  • 佐藤剛

    ゼロリノベの共同創業者。創業以来、延べ2.5万人に対してセミナーを実施。「大人を自由にする住まい」というコンセプトをサービスの軸に据え、住宅購入という人生で最も大きな投資をするこの瞬間、この重要な選択を通じて人々が自由を感じられる...

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