マンションのエントランスとは?設備一覧とチェックすべきポイント
マンションのエントランスとは、正面玄関のことです。
一口にエントランスと言っても、さまざまなタイプがあります。
- 出入り口の役割だけのタイプ
- ホテルのような多機能・豪華なタイプ
- デザイン性に優れたおしゃれなタイプ
- 全体的に年季が入っているタイプ
マンションのエントランスは、デザイン性が高く、設備が充実するほど価格が上がります。
同じ条件のマンションでも、宅配ボックスの有無で1,000万円もの差が出ることも珍しくありません。
このようにマンションは、部屋だけでなく、どのようなエントランスを選ぶかによっても価格差が出てくるので、「エントランスで絶対に譲れない条件」をあらかじめ決めておくことが大切です。
そこで今回はマンションのエントランスについてまとめました。
この記事で分かること
- エントランスの役割
- エントランスの機能・設備一覧
- なぜエントランスをチェックすべきなのか
- エントランスのチェックポイント5つ
- 印刷可能!エントランスのチェックリスト
マンションの内見時に使える「エントランスチェックリスト」もご用意していますので、ぜひご活用くださいね。この記事をお読みいただくと、マンション選びにエントランスのチェックが非常に重要だということがお分かりいただけるはずです。
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マンションのエントランスって何?エントランスには重要な役割がある
まずはマンションのエントランスが「どのような場所なのか」をおさえておきましょう。ここでは、エントランスの場所から役割まで説明します。
マンションのエントランスは正面玄関のこと
エントランス(英:entrance)とは、建物の出入り口のことです。出入り口がいくつかある場合には、正面玄関(メインの出入り口)をエントランスと呼びます。したがって、マンションのエントランスは正面玄関となります。
冒頭でも触れましたが、一口にエントランスと言ってもさまざまなタイプがあります。ここではタイプの異なる3つのエントランスをご紹介します。
1つ目は外観からエントランスのドアが見えないタイプです。規模が大きかったり、築年数の古かったりするマンションで見られます。
2つ目はエントランスのドアが全面ガラスのタイプです。スタイリッシュでオフィスビルのような雰囲気ですね。自動ドアと出入り口に段差のないバリアフリー対応です。
最後は木製の両開き扉が素敵なエントランスです。ナチュラルウッドのカラーとガラス面のバランスが良いですね。温かみのある色合いで好印象を与えやすいでしょう。
マンションの第一印象はエントランスで決まる
マンションの第一印象は、エントランスで決まるといっても過言ではありません。
なぜなら、エントランスは入居者やゲストが一番初めに足を踏み入れる場所だからです。初めて見て・触れたものに対して、私たちは強く印象を残します。
そのため、「エントランスのイメージ=マンションのイメージ」となりやすいのです。
たとえば、吹き抜けの天井や豪華な調度品があると、ホテルのような雰囲気になります。
一方でエントランスを入ってすぐに廊下や部屋がある作りだと、アパートや賃貸マンションに近い雰囲気になりやすいでしょう。
そのほかの印象については、以下を参考にしてください。
豪華な雰囲気
- 明るい
- 広々としたスペース
- 天井が高い
- シャンデリアがある
- 観葉植物がある
- 応接セットがある
好感度が高い
- 明るい
- 清潔感がある
- 色や素材に統一感がある
- 破損や故障が目立たない
- コンパクトにまとまっている
あまり良くないイメージ
- 暗い
- 清潔感がない
- 狭い
- 破損や故障が目立つ
- 色や素材がバラバラ
生活を快適にする機能や設備もある
マンションのエントランスは、生活にかかわる機能や設備が集まる場所でもあります。
一例をあげると、オートロックや防犯カメラなどはセキュリティ対策として導入されることが多く、利便性の高い宅配ボックスも人気があります。
ただし、エントランスの機能・設備の充実度は、マンションによって異なります。
高級マンションや大規模マンションでは、ホテル並みのサービスを提供しているところもあります。
機能や設備については、次章で詳しくお話していきますね。
マンションのエントランスの機能・設備一覧
マンションのエントランスにある主な機能・設備は以下の9つです。
- 風除室(ふうじょしつ)
- オートロック
- 防犯カメラ
- 宅配ボックス
- エントランスホール(ロビー)
- バリアフリー
- 管理人室
- 車寄せ
- コンシェルジュ
すべての設備が揃うマンションは高級マンション・大規模マンションに限られます。
そのため「あると便利かも!」という機能や設備は除外し、「これだけは譲れない」という視点でチェックすることをオススメします。
それでは、それぞれの機能・設備について順番に説明していきます。
2-1.風除室(ふうじょしつ)
風除室とは、建物の出入り口に設けられたスペース(小部屋)のことです。
オートロック設備があるマンションだと、エントランスのドアとオートロックのドアの間のスペースになります。
オートロック設備のないマンションにも、風除室が設けられていることがあります。
その場合は、エントランスのドアと、建物内に入るドアに挟まれたスペースが風除室です。
ほとんどマンションでは、風除室までは誰でも入れる作りになっています。
風除室には次の3つの役割があります。
- 建物内の空調を安定させる
- 外気の流入を防ぐ
- ゴミの侵入を防ぐ
風除室には郵便ポストやインターホン、宅配ボックスなどが設置されることが多いです。
2-2.オートロック
エントランスにオートロックがあるマンションには、入居者や入居者が許可したゲスト、マンション関係者しか中に入ることができません。
オートロックはマンション内への不審者の侵入防止に有効なので、「安心して暮らしたい」という人に特にオススメの設備です。
オートロックにはいくつかの種類があります。
オートロックの種類
- 鍵を差し込むタイプ(鍵を差し込み、回して解錠する)
- ボタン式タイプ(暗証番号を入力して解錠する)
- 非接触タイプ(ハンズフリー、カードや鍵をかざす、生体認証などで解錠する)
解錠方法によって日々の快適性が異なりますので、あらかじめチェックしておきましょう。
ただし、オートロックがあっても入居者などにまぎれて不審者が侵入するケースもあります。「オートロックがあるから安全」と過信しすぎないようにしましょう。
次でご紹介する防犯カメラを設置することで、セキュリティはさらに高まります。
2-3.防犯カメラ
マンションのエントランスは入居者以外にも宅配業者や来客など、誰でも入ることができますよね。
そのためマンションのエントランスに防犯カメラがあると、防犯性のアップにつながります。
防犯カメラはセキュリティ面だけではなく、トラブルが発生した場合の証拠にもなります。
エントランス内で物損や事件などのトラブルが起こっても、防犯カメラがあれば原因や犯人が特定できます。快適かつ安心に暮らすためには、防犯カメラが役立ちます。
また、あまり気持ちの良いものではありませんが、防犯カメラがあると「誰かに見られている」ような気持ちになりますよね。たとえ他者がいなくても、防犯カメラがあると「きちんとしなければ」とルールやマナーを遵守した言動を取るのではないでしょうか?
エントランスに防犯カメラを設置することで、犯罪やトラブルの抑止につながる効果が期待できるのです。
エントランスの防犯カメラ設置で予防できること
- 部外者や不審者の侵入を防ぐ
- 物損行為
- チラシなどの不法投函
- 入居者同士のトラブル
- 入居者によるルール違反
2-4.宅配ボックス
宅配ボックスとは、宅配会社が荷物を配達できるロッカー型の設備です。
宅配ボックスを利用すると、配達時に受取人が不在でも問題ありません。帰宅後または都合が良い時に、宅配ボックスから荷物を受け取ることができます。
宅配ボックスのメリット・デメリットは次の通りです。
宅配ボックスのメリット
- 配達時に在宅していなくて良い
- 24時間都合の良い時に荷物が受け取れる
- 再配達の手続きが不要になる
- 配達員との対面が不要
- 防犯性が高い
宅配ボックスのデメリット
- 荷物の内容やサイズによっては利用できない(貴重品、代金引換冷凍・冷蔵など)
- 宅配ボックスのあるマンションは限定的
- 宅配ボックスのあるマンションは家賃や販売価格が高額になりがち
宅配ボックスがあると、直接の受け渡しの手間を省くだけでなく、再配達の手配も不要のため、生活の質がかなり向上します。また、宅配業者を装った犯罪に遭うリスクも減らすことができます。
最近では、ネットスーパーなどの食品の受け取りが可能な冷蔵機能付きの宅配ボックスもあります。不在が多い、共働き世帯、子育てや介護中の人にとっては、特に便利な設備といえるでしょう。
そのため、中古マンションでも宅配ボックスを後から設置するところも増えつつあります。
ただし、宅配ボックスを設置するにはある程度のスペースが必要なため、小規模な中古マンションでは設置が難しいこともあるようです。
2-5.エントランスホール(ロビー)
エントランス内の広々としたスペースが、エントランスホール(エントランスロビー)です。ある程度のスペースが必要なため、中規模以上のマンションに設置されることが多いです。
エントランスホールにはソファやイス、テーブルのほか、マンションの雰囲気に合う調度品、観葉植物などが設置されていることもあります。
エントランスホールにソファなどの応接セットがあれば、来客との待ち合わせに使えるので便利です。それ以外にも、業者との短時間の打ち合わせ、住人同士の交流の場としても活用できます。
エントランスホールに広い空間があり、美しく調っているとそれだけで格調高くなり、豪華な印象になります。
2-6.バリアフリー
バリアフリーであるかどうかも重要な要素です。
エントランスのバリアフリーは以下の5つが該当します。
- 正面玄関だけでなく、エントランス内のドアがすべて自動ドア
- エントランスの内外などに段差がない
- (段差がある場合は)スロープがある
- 手すりがある
- 床が滑りにくい材質
エントランスが手動ドアの場合、荷物の多い時や小さな子供がいるご家族にとっては中に入るのが困難になることもあります。
エントランスがバリアフリーだと、ベビーカーや車いすでの出入りが楽ですし、荷物の搬入も楽に行えます。
手動ドアは出入りごとに各自がきちんとドアを閉める必要がありますよね。特にエントランスのドアはきちんと閉めないと、空調効果が下がりますし、防犯や衛生的にも好ましくありません。
2-7.管理人室
エントランス内に管理人室があると、不審者の侵入防止につながります。
しかし、管理室があっても管理人の勤務形態はマンションによって異なります。
常勤(常駐勤務)
- マンションの管理会社に雇用された管理人
- 毎日決まった時間に管理業務を行う
- コストはかかるが、安心感がある
住み込み勤務
- マンション内に管理人用の居室があり、そこに住みながら勤務する
- 夫婦住み込みでの募集が多い
日勤(スポット勤務)
- 週に2~3回定期的に管理を行う
- 常勤よりコストがかからないので、規模の小さなマンションで取り入れられること多い
管理人の勤務形態が上記のどれか、そして勤務時間や曜日なども確認しておくといいでしょう。
2-8.車寄せ
車寄せとは、エントランス付近に設けられた「車の乗り入れができる庇付きスペース」のことです。
ホテルやビルなど、人の出入りが多い場所でよく見られますよね。
マンションでは、高級マンションや大規模マンションで設置されることがあります。
車寄せのメリットは以下の通りです。
- 悪天候時の車の乗り降りが楽になる
- 高齢者や乳幼児を連れての車の出入りが楽になる
- 買い物や旅行時の荷物運びが楽に行える
- マンションの景観が美しくなる
このように車寄せは、車寄せは入居者にとってかなり便利な設備なのですが、マンションでの設置はあまり一般的ではありません。
というのも、車寄せは敷地に余裕がないと設置できないからです。立地にもよりますが、小規模や中規模のマンションでは車寄せの設置は難しいようです。
2-9.コンシェルジュ
マンションのコンシェルジュとは、マンションのエントランスに常駐する専任スタッフのことです。
コンシェルジュは来客対応のほか、入居者のクリーニングやタクシーなどの手配、マンション内の共用施設の予約などを行います。
コンシェルジュがいると入居者の利便性は格段に上がりますし、エントランスがホテルのような豪華な雰囲気になりますよね。
しかし人件費がかかるため、管理費や共益費が高額になりがちです。一部の高級マンションや大規模マンションで導入されるケースが目立ちます。
マンションを購入するならエントランスを絶対にチェックすべき!
なぜマンションのエントランスを絶対にチェックすべきなのでしょうか。
理由はただ1つ。エントランスのチェックが適当だと、購入後に後悔する可能性が高いからです。
後悔しないためにはエントランスをしっかりチェックし、次の2つを理解しておくことが重要になります。
- エントランスは共有部分のため、個人で変更できない
- エントランスで入居者の質や管理状況が確認できる
それぞれ詳しくお話していきます。
3-1.エントランスは共有部分のため、個人で変更できない
マンションのエントランスなどの共有部分は、管理組合の許可なくリノベーションや撤去ができません。たとえマンションを購入しても、これは同じです。
「オートロックがないからセキュリティ面が不安」
「エントランスが古くて安っぽく見える。デザインが好みでなく、気分が上がらない」
マンション購入後にこのように気に入らない部分や不便な点があっても、我慢するしかありません。エントランスは毎日の生活でかかわりがある場所ですから、不満があると大きなストレスになりますよね。
したがって、マンションを選ぶ時にはある程度満足できるエントランスのマンションを選ぶべきです。
エントランスが豪華で高機能な設備があるマンションは、その分だけ価格が高く設定されています。差額分を払う価値があるかを判断する必要があります。
あらかじめ「エントランスで絶対に譲れないこと」を具体化しておくと、マンション選びがスムーズに行えるでしょう。
3-2.エントランスで入居者の質や管理状況が確認できる
マンションのエントランスは、管理状態や入居者を映し出す鏡のような場所でもあります。
管理が行き届いたマンションのエントランスはしっかり清掃されていますし、故障部分が放置されていることもありません。
詳しくは次章で取り上げますが、入居者の質はエントランス内の掲示板や集合ポストなどで窺い知ることができるため後悔したくない方は必ずチェックしましょう。
マンションのエントランスのチェックポイント5つ
マンションのエントランスでチェックすべきポイントは以下の5つです。
- デザインが好みか
- 安全性や防犯性が高いか
- 希望する設備や機能があるか
- 管理が行き届いているか
- 新築マンションのエントランスをチェックする方法
それぞれ順番に説明していきます。
4-1.デザインが好みか
1つ目のチェックポイントは「エントランスのデザインが好みか」です。
天井が高かったり、ドアがガラス張りで光が多く入ったりするエントランスは、高級感がありますよね。一方でエントランスが地上より低い位置の半地下にあると、照明の数によっては暗く感じるかもしれません。
高級マンションや大規模マンションでは、エントランスホールを吹き抜けにするなど、ホテルのようなデザインを取り入れているところもあります。
上記のように広々とスペースが取られ、ゆったりと寛げるソファなどがあるとラグジュアリー感がたっぷり!
その一方で、古いマンションや小規模マンションの中には、エントランスを入ってすぐに廊下やエレベーターがあるなど、賃貸マンションのような作りのところもあります。
次はシンプルなエントランスの例をご紹介します。
こちらはエントランスのドアを入ってすぐに廊下、設備は郵便ポストだけのタイプですが、安っぽさや古臭さはありませんね。
これは照明と床や壁の素材が大きく影響していると考えられます。たとえ簡素なエントランスでも明るく清潔感があれば、印象がだいぶ変わります。
とはいえ、中古マンションはどうしても経年劣化していますし、デザインも当然最新ではありません。
デザインに強いこだわりがある人は、新築マンションや築年数の浅いマンションがオススメです。
賃料や購入価格の予算が高いほど、豪華なエントランスのマンションが選べるでしょう。
しかし中古マンションと新築マンションの価格差は2.5倍とも言われています。費用を抑えたい場合は、豪華であることよりも「デザインや雰囲気が好みか」を重視するといいでしょう。
4-2.安全性や防犯性が高いか
2つ目のチェックポイントは「安全性や防犯性の高さ」です。
マンションの立地や周辺環境、入居する人の家族構成などによって、何が必要かを判断しましょう。
女性だけの世帯や、暗くなってから帰宅する学生がいる家庭では、オートロックや防犯カメラに加えて夜間照明があれば更に安心かもしれません。
エントランスのオートロックは防犯に効果的ですが、すべてのマンションに設置されているわけではありません。
総務省統計局が公表している「平成25年住宅・土地統計調査」によると、共同住宅のうちオートロックの設備がある住宅は全体の31.8%となっています。
この数字は木造や賃貸などのすべての共同住宅を含むため、分譲マンションに限定すると数値は変わると考えられます。新築マンションではオートロックを導入しているところは多いですが、絶対とは言い切れません。必ず確認しておきましょう。
4-3.希望する設備や機能があるか
3つ目のチェックポイントは「希望の設備や機能があるか」です。
先ほどご紹介した設備や機能の中で「あなたが絶対に譲れないもの」が含まれているか確認しましょう。
エントランスの機能や設備は、予算が上がれば上がるほど選択肢が増えます。
言い換えると、予算が限られていると、何かを妥協しなくてはいけません。
冒頭でもお話したように、宅配ボックスの有無だけでマンションの価格に1,000万円程度の差が出ることがあります。宅配ボックスに1,000万円の価値があるかは、個人によって違いますが、中には「そこまでの差があるのなら、隣にコンビニがあるマンションを選んだほうがいいのでは?」と考える人もいらっしゃるでしょう。
このように、あなたが譲れない条件もアイディアや発想の転換次第で解決できることもあります。柔軟に考えてみるといいでしょう。
4-4.管理が行き届いているか
4つ目のポイントは「エントランスの管理が行き届いているか」です。
エントランスを見ることで、入居者のマナーや管理状態を知ることができます。
エントランスにゴミが落ちていたり、照明が切れたままになっていたりすると、「管理状態が甘い」「きちんと管理されていない」マンションと誰もが感じることでしょう。
エントランスに入居者用の掲示板がある場合には、掲示内容も必ずチェックしてください。
すでに期間が過ぎた案内が掲示されている
(例)ガスやエレベーターの点検のお知らせなど
管理が行き届いていない可能性がある
エントランス内の掲示板に住民のマナーに関する貼り紙が複数ある
(例)騒音、駐車場、ペットなどのお願いやトラブルなど
マナーを守らない入居者がいたり、入居者間のトラブルがあったりする可能性大
4-5.新築マンションはCGやパンフレットを要確認
最後は未完成の新築マンションに限ったチェックポイントです。
購入前にエントランスの実物が確認できない場合は、CG画像や模型、パンフレットをチェックしましょう。
CG画像や模型はモデルルームなどで確認できます。たとえ実物が見られなくても、デザインや雰囲気をつかむことができるので、「自分の好みに合っているか」「自分のライフスタイルに合っているか」と照らし合わせて確認しましょう。
設備や機能についてはパンフレットに詳細が掲載されていますが、必ず担当者にヒアリングをして認識に差がないか確かめましょう。
印刷可能!マンションのエントランスチェックリスト
ここまでお読みいただいて、マンションのエントランスの重要性やチェックすべきポイントがご理解いただけたかと思います。
ですが、実際にマンションを見に行くと確認すべき点が多くて「あれ?どこを見ればいいんだっけ?」と混乱することもありますよね。いざという時に困らないように、当記事では「マンションのエントランスのチェックリスト」を作成しました。
このリストはこのまま印刷できますから、ぜひ活用してくださいね。
まとめ
この記事では、マンションのエントランスについて詳しくお伝えしてきました。
「あなたにとってのベストなエントランス」がかなり具体的にイメージできたのではないでしょうか。
最後に記事の内容をおさらいしましょう。
マンションのエントランスとは、正面玄関(メインの出入り口)のことでしたね。
エントランスには、マンションの顔の役割のほかに、入居者の暮らしの利便性を高める機能が備わっていることがあります。
マンションのエントランスの主な機能・設備は、以下の9つです。
- 風除室
- オートロック
- 防犯カメラ
- 宅配ボックス
- エントランスホール(ロビー)
- バリアフリー
- 管理人室
- 車寄せ
- コンシェルジュ
マンション選びの際に、エントランスを必ずチェックすべき理由は、次の2つでしたね。
- エントランスは共有部分のため、故人で変えられないから
- マンションの管理状況や入居者の質が分かるから
マンション選びで後悔しないためには、以下の5つのポイントをおさえてエントランスをチェックしましょう。
- デザインが好みか
- 安全性や防犯性が高いか
- 希望する設備や機能があるか
- 管理が行き届いているか
- 新築マンションはCGやパンフレットなどで確認する
マンションのエントランスでチェックすべきポイントをまとめたリストは、こちらです。印刷して使えますので、気になるマンションを見学する際にはご活用くださいね。