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おしゃれなアイランドキッチンカウンターの実例7選!選び方や注意点も紹介

おしゃれなアイランドキッチンカウンターの実例7選!選び方や注意点も紹介

「アイランドキッチンカウンターにはどんなものがあるの?」
「アイランドキッチンカウンターの使い方が知りたい!」

もし自分の家に置くなら、どんなアイランドキッチンカウンターがいいかな、とあれこれ想像するのは楽しいですよね。

アイランドキッチンカウンターと一口に言っても、形状も大きさも様々。間取りやレイアウトとの兼ね合いも考える必要があります。。

そこでこの記事では、カウンター付きのアイランドキッチンを検討している方のために、以下のような内容をご紹介します。

  • アイランドキッチンカウンターの実例7選
  • アイランドキッチンカウンターのメリット・デメリット
  • アイランドキッチンカウンターを決める時のポイント
  • キッチンの4つの基本レイアウト
  • アイランドキッチンカウンターについてのよくある質問

最後まで記事を読むことで、理想のアイランドキッチンカウンター像を具体的にイメージできるようになるでしょう。

この記事の監修者

一級建築士
西村 一宏

東洋大学ライフデザイン学部講師。リノベーション・オブ・ザ・イヤーを受賞した設計・施工部門の責任者としてゼロリノベ建築を担う。

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目次

【目的別】アイランドキッチンカウンターのリノベ実例6選

【目的別】アイランドキッチンカウンターのリノベ実例6選

まずは、アイランドキッチンカウンターの実例を見ていきましょう。ゼロリノベでリノベーションした実例をもとに6つ紹介していきます。

  • ダイニングを兼ねるアイランドキッチンカウンター
  • 作業台としてのアイランドキッチンカウンター
  • キッチンを目隠しするためのアイランドキッチンカウンター
  • リビング全体を見渡せるアイランドキッチンカウンター
  • 空間の主役としてのアイランドキッチンカウンター
  • 収納スペースとしてのアイランドキッチンカウンター

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1-1.ダイニングを兼ねるアイランドキッチンカウンター

食事を摂ることを目的にしたアイランドキッチンカウンターは、調理台の前面に広めのカウンターがついているアイランドキッチンです。

カウンター付きアイランドキッチン

ラーメン屋さんやお寿司屋さんのカウンターを思い浮かべるとイメージしやすいでしょう。

食べ物屋さんのカウンターは、調理している手元が隠れるように高くなっていますが、家庭用のオーソドックスなアイランドキッチンカウンターは、フラットなカウンターです。

フラットなアイランドキッチン

目の前に座っている家族や友人に、調理している様子を見てもらいながら、出来たての料理を食べてもらえます。
カウンターで子どもがお絵描きや宿題をしている様子を見守りながら調理をすることも可能です。

ダイニングテーブルと兼用することができるので、配膳時間は0秒。料理を運んだり下げたりする手間が省けます。フラットなカウンターなら、盛り付けたお皿を対面から取ってもらうのも楽で、忙しい朝も準備や後片付けの時間を短縮できますよ。

1-2.作業台としてのアイランドキッチンカウンター

アイランドキッチンカウンターを作業台として利用する方法もあります。

カウンター部分を前面や横に引き延ばして、作業スペースを広くします。

作業台としてのアインランドキッチンカウンター

作業スペースが広いと、食材や調理道具などの置き場に加えて料理本やタブレットPCを見ながら調理が可能です。

アイランドキッチンのカウンター部分を広めに採れば、広い作業スペースを確保できるので、複数人でもゆったりと調理ができます。

作業メインのアイランドキッチンカウンターでも対面にスツールを置けば、サッと済ませたい朝食や、家事の合間のコーヒーブレイクでホッとくつろぐことができますよ。1台で何役もこなすアイランドキッチンカウンターの旨みを、最大限引き出せる形といえます。

1-3.キッチンを目隠しするためのアイランドキッチンカウンター

アイランドキッチンは、使い終わったフライパンや細々とした調理器具、洗い物などが目につきやすいのがデメリット。

そこで、カウンターに段差をつけて2段構えにします。

キッチンすぐのカウンターは高めに、食事を摂るスペースは低めにすれば、カウンターに座っている人から洗剤やまな板などが見えません。

カウンター部分を少し高くしてテーブル部分との段差をつけると目隠しの効果があります。

高めのカウンターには調味料を置いたり、ちょっとした置物を飾ったりすることもできますね。

飲食店やカフェのようなアイランドキッチンカウンターのイメージです。

気の置けない友人が遊びに来た時にも、お茶の準備をしたらそのままスマートに出すことができ、ちょっとしたカフェ気分を演出できますよ。

1-4.リビング全体を見渡せるアイランドキッチンカウンター

リビング全体を見渡せる場所にアイランドキッチンカウンターを設置するレイアウトもいいでしょう。

リビング全体を見渡せるアイランドキッチンカウンター

アイランドキッチンの一番の魅力は、調理中も家族とのコミュニケーションが取れることと開放感です。

壁を背にするようにアイランドキッチンカウンターを置けば、壁面収納や冷蔵庫からも近く、リビングも広々使えます。

壁や家具などのインテリアに合わせたアイランドキッチンカウンターにすれば、よりリビングとの一体感を感じられますよ。

1-5.リビングの主役としてのアイランドキッチンカウンター

アイランドキッチンカウンターを部屋の中央に置いて家族が憩う場所にするというアイデアもあります。

カウンターをダイニングテーブルとして利用すれば、夕食も家族全員でゆったり楽しめるでしょう。。調理中は作業台になったり、夕食後は子どもの宿題をするスペースになったりもしますね。

LDKの大部分を占める代わりに、家族全員にとって居心地のいい空間にしてしまう。まさに、食卓を家の中心にするというアイデアです。

家族みんなが集まるアイランドキッチンカウンターは、家の主役的存在です。

1-6.収納スペースとしてのアイランドキッチンカウンター

アイランドキッチンカウンターを収納スペースとして有効に使う方法もあります。

キッチンカウンターを作業台や簡易的なダイニングとしてだけではなく、収納も兼ねて使うことができます。
カウンターの下に引き出しをつけたり、棚板や扉をつけることでスペースを有効活用できるだけでなく、キッチン周りが散らかって見えることがなくなるため一石二鳥です。

お箸やスプーン・フォーク、ランチョマットなどを収納すれば、食事の際にすぐ取り出せて使い勝手も良くなるでしょう。

アイランドキッチンカウンターのメリット4つ

アイランドキッチンカウンターのメリット

では改めてアイランドキッチンカウンターのメリットを整理してみましょう。メリットは主に以下の4つです。

  • 調理スペースが広くなる
  • 開放感がある
  • 家族と対面で話せるおしゃれなデザインが多い

それぞれ詳しく解説していきましょう。

2-1.調理スペースが広くなる

調理スペースが広くなる点は、アイランドキッチンカウンターのメリットの1つです。

一般的な壁付けのキッチンやⅠ型のキッチンでは作業スペースが狭く、作り終わるたびに洗い物をしたり、食材をその都度冷蔵庫から取り出したりと余計な手間も多くなります。

しかし、アイランドキッチンカウンターは作業スペースが広いため、食材を一気に広げられます。料理をする際にレシピ本を置いたり、スマホで映画を観たりしながら調理もできるでしょう。

複数の方向からアクセスが可能なので、複数人で一緒に料理を楽しめるのもアイランドキッチンカウンターのメリットです。

2-2.開放感がある

アイランドキッチンカウンターの魅力はやはりその開放感です。

通常のキッチンのように仕切りや壁がなく、リビングと一体になって設計されているため、圧迫感がありません。

リビングが狭い場合も、アイランドキッチンカウンターを食卓と兼ねることで、部屋を広く見せつつ、カウンターを有効活用できます。

また、壁や仕切りがないためリビングへの動線もよく、行き来がしやすいのも魅力です。

2-3.家族と対面で話せる

アイランドキッチンカウンターは遮るものがなく視線が抜けるため、家族とコミュニケーションを取りやすいのがメリットです。
洗い物や調理など作業をしながらでも家族と対話ができるため、自然とコミュニケーションも生まれやすくなります。

カウンターで学校の宿題をするお子さんを見守りながら夕飯を作るなど、何気ない日常の一時を有意義にしてくれるのもアイランドキッチンカウンターならではのメリットです。

2-4.おしゃれなデザインが多い

おしゃれなデザインが多い点も、アイランドキッチンカウンターのメリットです。

アイランドキッチンカウンターは、ある程度スペースをとり人の目に触れやすくなるため、おしゃれなデザインで作られることが多いのです。

家の主役とも言えるアイランドキッチンカウンターがリビングの中心に鎮座しているだけで、家全体の印象もグッとおしゃれになるでしょう。

素材や形などの自由度も高いため、自分好みのおしゃれなデザインを設計できます。

アイランドキッチンカウンターのデメリット3つ

アイランドキッチンカウンターのデメリット

続いて、アイランドキッチンカウンターのデメリットも確認しておきましょう。、主なデメリットは以下の3つです。

  • キッチンが丸見えになる
  • 家の間取りによって制限がある
  • 価格が高くなりやすい

どのような側面がデメリットになり得るのか、具体的にチェックしておきましょう。

3-1.キッチンが丸見えになる

アイランドキッチンカウンターの開放感は魅力的ではある反面、キッチンが丸見えになるというデメリットも抱えています。

キッチンには洗い物やコンロの汚れなど、生活感の出やすい部分は来客には見られたくないですよね。

しかし、アイランドキッチンカウンターはリビングやカウンターからキッチンが見えやすいため、常にキッチン周りを綺麗に保っておかなければなりません。

忙しい日にはつい洗い物が溜まってしまい、台所まわりは荒れがちです。来客の際にも、常に気が抜けないのは人によってはストレスに感じてしまうかもしれません。

3-2.家の間取りによって制限がある

アイランドキッチンカウンターは家の間取りによって設計に制限があります。

例えば、細長いリビングの場合、アイランドキッチンカウンターを部屋に対して垂直に設置するのが難しくなります。

また、大きめのソファーも合わせてリビングに置くとなると、アイランドキッチンカウンターのサイズに制限がかかります。

自分好みのアイランドキッチンカウンターをイメージしていたとしても、間取りの関係で設計できないケースもあるかもしれないのです。

家の間取りごとにどのような作りが適しているかは「4-3.アイランドキッチンカウンターを置くLDKのスペースの広さ」も参考にしてください。

3-3.価格が高くなりやすい

アイランドキッチンカウンターは他のキッチンよりも価格が高くなる傾向にあります。

シンクやコンロを作ったり、カウンターを設置したりといった工数が他のキッチンよりも多くなるためです。

また、おしゃれなデザインや素材にこだわるほど、値段が高くなります。

安く抑えられる場合もありますが、他のキッチンよりも価格が高くなる傾向にあることは覚えておきましょう。

アイランドキッチンカウンターを選ぶ時の3つのポイント

アイランドキッチンカウンターを選ぶ時の3つのポイント

1章では目的に応じた様々なアイランドキッチンカウンターをご覧いただきました。ただし、いざ決めるとなると、何を基準にしたらいいか考えてしまいますね。

アイランドキッチンカウンターを決めるには、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

  • アイランドキッチンカウンターの目的
  • アイランドキッチンカウンターのタイプ
  • LDKの広さ

それぞれ詳しく見ていきましょう。。

4-1.アイランドキッチンカウンターの目的

まずはアイランドキッチンカウンターの目的を考えてみましょう。

アイランドキッチンカウンターの目的には次のようなものが挙げられます。

  • 家族と会話しながら食事の支度をしたい
  • ダイニングとして使いたい
  • 配膳の手間を省きたい
  • 収納スペースを増やしたい
  • キッチンの目隠しにしたい
  • 広い作業スペースを確保したい・Ⅱ型にして調理と食事のスペースを分離したい

目的は一つではなく、複数を兼ねている場合もありますし、この他にも違う目的や用途があることも考えられます。

大切なのは、何を優先すべきかです。優先順位を決めることで、どのようなアイランドキッチンカウンターにするかが決まってきますよ。

4-2.アイランドキッチンカウンターのタイプ

目的の優先順位がはっきりすると、どんなタイプが使いやすいか、なんとなく検討がついてくるのではないでしょうか。

目的に沿ったアイランドキッチンカウンターのタイプを例としてまとめてみましょう。

目的タイプ
ダイニングテーブルと兼用にする少し広めのカウンター
調理の作業スペース用として使う小さめのカウンター
朝食も取れるカウンターにするスツールなどを収納できるカウンター

他にも、来客が多い家なら、目隠しとしての機能を優先してもいいでしょう。段差のあるアイランドキッチンカウンターにすれば、お客様がリビングに入った瞬間にシンクやコンロが目につくことはありません。

自分のライフスタイルに合ったアイランドキッチンカウンターのタイプを決めましょう。

4-3.LDKの広さ

どんなアイランドキッチンカウンターにするか検討がついたら、次は実際の設置スペースを考慮する必要があります。部屋の広さに応じてアイランドキッチンカウンターのサイズやバランスを考えなければならないからです。

アイランドキッチンカウンターの一般的なサイズは間口180〜300cm、奥行き75〜100cmです。

そして、アイランドキッチンの周りの通路に必要な広さは80〜90cm。

アイランドキッチンの周りに90cmくらいのゆとりがないと、すれ違う時にぶつかってしまったり、ダイニングやソファなどとくっつきすぎて手狭な印象になってしまいます。

アイランドキッチンカウンターを設置する場合は、LDKの大きさや形状も関係してくるのです。具体的にイメージするために、以下の3つのパターンを見ていきましょう。

  • スペースが広いLDK
  • スペースが狭いLDK
  • 細長いLDK

4-3-1.スペースが広いLDKの場合

LDKが20帖程度あれば、アイランドキッチンカウンターを置いても圧迫感がありません。

部屋の使い方や窓に合わせて、自由にレイアウトできます。

広めのLDKならば、アイランドキッチンカウンターとは別に食事用のダイニングテーブルやソファなどを置いて、食事したりくつろげるでしょう。

アイランドキッチンカウンターをダイニングテーブル代わりにする場合は、カウンター部分を広く取り、背もたれのあるゆったりした椅子を配置するのがおすすめです。

4-3-2.スペースが狭いLDK

スペースが狭い場合には、カウンターの広さと壁までの距離、アイランドキッチンカウンターを置く向きも考えなければなりません。

LDKが20帖未満の場合には、コンパクトなⅠ型アイランドキッチンカウンターがおすすめです。

L字型ソファなど場所を広く取る家具を置くのは難しいかもしれませんが、その代わりコンパクトで程よい距離感のリビングが生まれます。

壁面を収納にしたアイランドキッチンカウンターにすれば、収納を確保しつつスペースを節約できます。椅子もスツールにすれば、ダイニングチェアよりも場所をとりません。

アイランドキッチンカウンターと壁との間や、リビングに置く家具との間隔も重要です。

あまり広くない間取りの場合、カウンターに座った際に後ろにある程度の空間がないと、人が通れない、窓や壁との間がギリギリになることが想定されます。アイランドキッチンの前にソファなどを置く場合も同様です。

4-3-3.細長いLDKの場合

横に長細い場合は、長いⅠ型のアイランドキッチンカウンターがおすすめです。

長さを利用して作業台の1/3程度を広いカウンターとして使え、収納もたっぷり確保できます。カウンターを横付けにしてダイニングテーブルと兼用にしてもいいですね。

LDKが縦に細長い場合には、壁側にコンロ付きのキッチンを設置し、アイランドキッチンカウンター側にはシンクとカウンターのみがついたⅡ型のアイランドキッチンカウンターがおすすめ。

2つのキッチン自体はコンパクトでも、火回りと水回りが別になるのでカウンター部分への油はねや油汚れなどを気にしなくて済み、アイランドキッチン側にはレンジフードがないので圧迫感もありません。

どれが最適?キッチンの4つの基本タイプ

どれが最適?キッチンの4つの基本タイプ

ここまではアイランドキッチンについて紹介してきました。しかし、キッチンの種類はアイランドキッチンだけではありません。
より幅広い選択肢の中から自分にとって最適なキッチンを選ぶためにも、キッチンの4つの基本タイプを紹介していきます。

  • アイランドキッチン|おしゃれで見栄えがする
  • ペニンシュラキッチン|空間効率がよい
  • 独立型キッチン|料理に集中できる
  • 壁付けキッチン|コンパクトで省スペース

順に紹介します。

5-1.アイランドキッチン|おしゃれで見栄えがする

アイランドキッチンとは、アイランド(島)が語源となった、シンクやコンロ部分が独立して設計されているキッチンです。

左右どちらかもキッチンへ出入りできるため動線が確保しやすく、またおしゃれなデザインが多い点も特徴的です。

キッチンの作業スペースを広いため調理もしやすく、カウンター部分は食卓にもなるなど様々な用途に活用できます。

ただし、通常のキッチンよりも費用が高い点やリビングの間取りによって制限がかかるなどがデメリットです。

メリットデメリット
・動線が確保しやすい
・作業スペースが広い
・おしゃれなデザインが多い
・費用が高い
・間取りによって制限がある
・キッチンが丸見えになる

5-2.ペニンシュラキッチン|空間効率がよい

ペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチンは、ペニンシュラ(半島)が語源であり、左右どちらかが壁に面しているキッチンです。

カウンターの活用や解放感など、アイランドキッチンのメリットを取り入れつつ、比較的間取りに制限されずに設置しやすい点がメリットです。

ただし、開放感がある分、キッチンが丸見えになったり、料理の匂いが部屋に広がりやすいといったデメリットもあります。

アイランドキッチンよりも費用を抑えられるため、開放感のあるキッチンが欲しい人におすすめといえます。

メリットデメリット
・開放感がある
・アイランドキッチンよりもお手頃である
・間取りに制限されづらい
・キッチンが丸見えになる
・料理の匂いが充満しやすい

ペニンシュラキッチンについて詳しく知りたい方は「メーカー別ペニンシュラキッチンの価格!費用を抑える方法と選び方」も参考にしてください。

5-3.独立型キッチン|料理に集中できる

独立型キッチンは、リビングから独立した1つの部屋にシンクやコンロが集約されているキッチンです。

リビングから独立してキッチン部分が見えないため、部屋のレイアウトにメリハリが生まれます。溜まった洗い物やコンロの油汚れなどを来客に見られる心配もないでしょう。

また、料理の匂いが部屋へ広がりづらい点や料理に集中しやすい点も独立型キッチンの特徴です。

ただし、料理中にリビングの様子を見れない、動線が悪くなるといったデメリットもあります。

キッチンの機能を1つの部屋に集中させられる一方で、常に部屋の様子を見ておきたい場合は、少し不便に感じるかもしれません。

メリットデメリット
・キッチン部分を隠せる
・部屋のレイアウトにメリハリが生まれる
・料理の匂いが気になりづらい
・部屋の様子を見れない
・動線が悪くなる

5-4.壁付けキッチン|コンパクトで省スペース

リビングの壁側にシンクやコンロなどを集約させるタイプのキッチンです。

冷蔵庫や食器棚なども全て壁側へ集めることで、キッチン機能をコンパクトにまとめやすい特徴があります。

広いリビングの壁にキッチンを設置し、ダイニングテーブルをすぐ後ろにおけば、食卓への動線もかなりスムーズになり、リビング部分を広く活用できます。

また、アイランドキッチンやペニンシュラキッチンよりも価格を安く抑えられる点も大きなメリットでしょう。

ただし、壁やカウンターなど遮るものがないため、キッチン部分は全て丸見えになります。また、壁の幅によって、収納スペースに限りが出てくることも。

シンクやコンロ、食器棚、冷蔵庫などを合計した幅と壁の幅が揃うようにレイアウトを考えるといいでしょう。

メリットデメリット
・費用を安く抑えられる
・リビングを広く活用できる
・キッチンが丸見えになる
・収納スペースに限りがある

アイランドキッチンカウンターについてよくある質問

アイランドキッチンカウンターについてよくある質問

最後に、アイランドキッチンカウンターでよくある質問を4つ紹介します。

  • アイランドキッチンカウンターの素材は何がいいの?
  • アイランドキッチンカウンターを置くなら間取りのどの辺がいい?
  • アイランドキッチンカウンターの上が散らかりやすい!なにかいい方法はある?
  • アイランドキッチンカウンターは通販で揃えられる?

やはり多くの人が気になるのは、素材、間取り、収納などのようです。それぞれ詳しくみていきましょう。

6-1.アイランドキッチンカウンターの素材は何がいいの?

目隠しが目的で高さのあるカウンターにするなら、温かみのある木の素材がおすすめです。

簡単な食事やお酒を楽しむなら、ステンレスにすることでカフェダイニング風の雰囲気になります。インダストリアルなインテリアにもよく似合いますよ。

フラットなアイランドキッチンカウンターはいつも清潔にしておきたいもの。その点で、ステンレスは傷つきにくくお手入れしやすいという意味でもおすすめです。

6-2.アイランドキッチンカウンターを置くなら間取りのどの辺がいい?

ベストはリビングの中心です。食卓は家族皆が集まる場所。ダイニングを兼ねるアイランドキッチンカウンターは、家の中心であるLDKの中でも中央がベストポジションです。

6-3.アイランドキッチンカウンターの上が散らかりやすい!なにかいい方法はある?

カウンターの内側に凸凹を作り、調味料などを収納できるちょっとしたスペース(ニッチ)を作るのがおすすめです。
また、手元が見えないようにハイカウンターにするとキッチンの中が散らかっていてもリビング側からは気にならなくなります。

さらに、カウンターの下を収納として有効活用すればキッチン周りのものをさっとしまいやすく散らかりを防止することができます。

6-4.アイランドキッチンカウンターは通販で揃えられる?

アイランドキッチンカウンターを通販のみで揃えることは難しいです。

ただし、食器棚をキッチンカウンターとして活用したり、壁付けキッチンの後ろにカウンターを置くことで作業台として利用することは可能です。

壁付けキッチンの後ろのスペースを有効活用すれば、アイランドキッチンのようにに仕上げることができるでしょう。

まとめ

アイランドキッチンカウンターは様々な用途で利用できることが最大の魅力です。好みのデザインや素材にこだわりたい場合には、造作キッチンにすることをおすすめします。

1章でご紹介したように、ゼロリノベはアイランドキッチンカウンターのリノベーション実績も豊富です。理想のアイランドキッチンカウンターを作りたい!という方はぜひゼロリノベにご相談ください。
また、アイランドキッチンカウンターを選ぶ際は、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

  • アイランドキッチンカウンターの目的
  • アイランドキッチンカウンターのタイプ
  • LDKのスペースの広さ

間取りや形は家によって異なります。まずは優先順位を明確にして、家の間取りや形も考えながら、自分に合ったアイランドキッチンカウンターを選んでくださいね。

この記事の制作体制
  • 大月知香

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

  • 西村 一宏

    リノベーション・オブ・ザ・イヤーを受賞した設計・施工部門の責任者としてゼロリノベ建築を担う。

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